近年、日本人からノーベル賞の受賞者が選ばれることは珍しくもなくなってきました。
ノーベル賞には歴史があり、その中で現在までも批判もあることも事実ですが、受賞は国際的な評価をされたことの証とみなされる栄誉ある賞と認められているといえます。
そもそもノーベル賞は、スェーデンのアルフレッド・ノーベルの遺言に従って1901年から始まりました。
ノーベルは、実業家で化学者でもあり、ダイナマイトの発明で巨万の富を持っていました。
ダイナマイトは工事現場での岩盤の破壊など、作業の効率化を進めるものとして、平和目的のために発明開発して、その通りにも広く普及しましたが、同時にそれは軍事用に戦争にも爆薬として使用されました。
ノーベルの遺言には、「私のすべての換金可能な財は、次の方法で処理されなくてはならない。私の遺言執行者が安全な有価証券に投資し継続される基金を設立し、その毎年の利子について、前年に人類のために最大たる貢献をした人々に分配されるものとする。」と残されていました。
この遺言に基づいて、彼の死後、ノーベル賞財団によって、1895年にノーベル賞が創設されて、1901年に初めて授与式が行われたことに始まります。
彼自身がこの賞を設立したわけではなく、またノーベル賞という名称を考案したわけでもありませんが、「ノーベル賞」として世界的に知られるようになりました。
毎年、六つの分野において、世界的に人類の発展に顕著な功績を残した人物に贈られる賞として、現在では国際的な権威を持っています。
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